会社設立の手続きの苦労とは?

 

ここでは、会社設立を考えている人向けに、苦労しやすい手続きの内容について解説していきたいと思います。
会社を設立するにあたって、手続きでお世話になる機関はどこなのでしょうか?
それは、公証人役場と法務局です。
この2つの機関に、色々な書類を提出して会社の登記手続きを進めていきます。

まず公証人役場には定款を提出しなければなりません。
定款とは会社の基本的なルールを定めたものです。
定款の中に取締役の人数や会社を構成する機関が記されています。

公証人役場にこの定款を提出して認証してもらうのに、定款印紙代4万円と公証人手数料5万円が必要となります。
これが終われば、資本金を個人口座に入金するのですが、最近では1円株式会社も設立できるようになりましたので、資本金に関する下限設定は無いと考えておくといいです。

ですが、資本金は会社の運転資金になりますので、1円を預けて「さあ、始めましょう!」というわけにはいきません。
できれば3ヶ月以上赤字でも耐えられるだけの資本金を、用意しておくといいでしょう。

次は法務局に色々な書類を提出することになります。
法務局には、登記申請書や定款謄本などの書類を提出し、市区役所や市役所で作成した印鑑登録証明書も提出しなければなりません。
後は口座に預け入れた資本金を証明する資本金払込証明書や、発起人決定書などの書類を提出します。

資本金払込証明書は、銀行に頼めばすぐに発行してもらえる書類です。
注意したいことは、資本金として個人口座に預けたお金は、払込証明書法務局に提出した段階で会社のお金ということになってしまいます。
ここからは、個人の使用目的でお金を引き出して使うことは、会計上不利になってしまいます。
場合によっては、横領になることもありますので注意しましょう。

後は印鑑届出書を作成して法務局に届ければ、銀行で法人口座を作ることができます。
このように会社を設立する時には、様々な書類を提出しなければなりません。
会社を設立する時に、すでに仕事の依頼を受けて業務をこなしている場合は、なかなか手続きに時間を割くことができないでしょう。

そういう時は、代理人を雇って会社設立の手続きをやってもらうことも可能です。
その場合は費用が掛かりますが、自分でやるより書類に不備が出ず、確実に申請ができますので安心です。

今日の手続きは一人株式会社を立ち上げる時でも、同じように必要となります。
また会社設立後にも税務署や年金事務所、役所などに提出しなければならない書類がたくさんありますので、ひとつずつ調べて準備をしておくといいでしょう。

一度手続きを行えば、次からは簡単にできるようになるかと思われます。
会社は複数立ち上げて保有することもできます。
事業拡大する時には会社を分けて登記する人も多いです。
まずは、一つの会社を試しに立ち上げてみることからやってみるといいでしょう。